日々が勉強 放送大学で勉強!

放送大学で勉強しています

〔読書記録〕日本の物語文学 5章から10章

 途中だった日本の物語文学を読み進めました。

 目次
5章 
源氏物語』への道
  ー前期物語の試み
6章 
真実の自己を求めて
  ー『源氏物語』第一部を読む
7章 
遠ざかる自己実現
  ー『源氏物語第二部を読む』
8章 
源氏物語』を超える『源氏物語
  ー『源氏物語』第三部を読む
9章
源氏物語』の重力 
  ー後期物語の苦闘 

 目次の通り、『源氏物語』一色です。『源氏物語』は日本文学にとって良くも悪くも影響力を持っていたことが分かります。

 まず、『源氏物語』の前(前期物語)は、作風の流れとして、どのように源氏物語が生み出されたのかと言うことが語られています。具体的な作品として、『うつほ物語』、『大和物語』、『落窪物語』、『住吉物語』が挙げられています。

 『うつほ物語』は分量が多く、『源氏物語』等の長編物語の成立につながっていきます。膨大な量になる理由は、派生的なストーリーが語られているからです。物事が1つの観点から語られているのではなく、同じ時間に他の人はどういうことをしていたのか、考えているのかと言うことです。

 『大和物語』は歌物語で、散文と和歌が協調することで、より深い表現になります。『源氏物語』でも、登場人物が詠んだ和歌によって物語が展開していきます。

 『落窪物語』は、継母との関係、従者との関係、結婚についてなど、『源氏物語』にも影響を与えています。しかし、話型は単純なものであると言わざるを得ません。

 

 『源氏物語』は、他の作品に影響を受けているので、1から作り込んでいるわけではないと言うことは驚きました。しかし、様々なことを複合して作品をつくったということがすごいと思いました。